~実は小学校の先生が毎日
授業で使ったアレでお手入れします~
店長青山です、
前回ご説明した通り商品を
「白く染める」
商品というのはありません。
白は基本的に顔料系の
クリームやローションで
ペンキのように着色して
対応します。
これらの性質から、
起毛素材のスエード、ヌバック用の
白い補色剤は存在しません。
なぜならば
毛並みのある起毛素材に
顔料の塗料を塗り込むと
「毛がベッタリと
貼り付いてしまう」
からです。
そうなってくるとスエードと言う
起毛素材のの風合いでは無くなって
しまいます。
では、
起毛素材であるホワイトバックスの
靴が汚れた場合は一体どのようにして
ケアしていくのでしょうか?
実はホワイトバックスの汚れが
目立つ時には
【 黒板に使用する白いチョーク(白墨)】
を使用します。
これを粉にして靴全体に
まぶすような感じで
こすってください。
これである程度の白さが戻ります。
しかし、
これは粉をまぶしているだけですので、
革そのものを白くしている訳では
ありません。
残念ながら現状で白い起毛皮革を
純白に戻す方法はないのです。
かつてアイビーの学生の中には
真っ白でキレイな状態の
ホワイトバックスのシューズを
「ワザとうす汚して」
履いた者達がいました。
ピカピカすぎるホワイトバックスが
気恥ずかしいという事だったようです。
その、
わざと汚したホワイトバックスは
ダーディバックスと呼ばれています。
今でも、ブラウン色の
この手のシューズは
ダーティバックスと呼ばれます。
ホワイトバックスが汚れて来て
真っ白に戻らない時には
「汚れてくるのも
ホワイトバックスシューズの味」
として、ダーティバックスを
楽しんで履いて頂くのが
いいのではないでしょうか。
参考にしてみて下さい。
それではまた!